皆さん、こんにちは。少しずつ寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。インフルエンザの患者様が発生報告が徐々に上がっています。今年はインフルエンザのワクチンは昨年よりは十分量あり、足りなくなる予想は現在のところありませんので、ネットからの予約枠がいっぱいの時は、クリニックまでお問い合わせください。
さて、今回は痛み止めについてお話をしたいと思います。CMなどでしきりに痛み止めの宣伝を聞くようになりましたが、
・痛み止めは腎臓に悪い
・痛み止めは胃潰瘍になる
ということを皆さんご存知でしょうか。通称、NSAIDs(非ステロイド抗炎症薬)と言われるお薬で、代表的なものとして、ジクロフェナクナトリウム、ロキソプロフェンナトリウムなどがありますが、湿布薬は全身に影響を与えることがほぼないと言われていますが、内服薬は上記の副作用があります。
もちろん、風邪のときに解熱目的に短期間使う程度では問題ありませんが、頭痛や腰痛、膝痛などで常用されている方で腎機能が悪いと言われている方、胃が悪くなりやすい方は医師に相談するようにしてください。痛み止めによる腎機能悪化も、胃粘膜障害も休薬など正しい治療を行えば改善するものですが、急な腎機能低下で全身状態に影響がでることもあります。テレビCMからは副作用についてあまり伝わって来ないので、注意して頂きたいと思います。
青野クリニック 院長 青野 悟志