みなさん、こんにちは。暑い夏が続いていますが、食事、水分はしっかり摂っていますか?暑い時ほど、身体を冷やさないように気をつけて生活をしてください。
さて、今日は頸動脈エコー検査の意義について説明したいと思います。以前にも「動脈硬化を調べよう」というブログを書いたことがありますが、今回はプラークについての具体的な数値を挙げて、お話します。
プラークとは、動脈の血管壁に血中コレステロールが取り込まれて出来る塊のことを言います。このプラークを含めた、血管壁の厚さを表すIMTという言葉があります。このIMT値に注目して検査結果を聞いてみてください。
所説ありますが、国立循環器病研究センターの研究によると
平均IMT値>0.95mm
総頚動脈のIMT最大値>0.95mm
頸動脈全体にIMT最大値>1.2mm
これらの結果のある方は、脳卒中、心筋梗塞、狭心症の発症リスクが高いという報告がありました。
このようにIMT値(頸動脈の分厚さ)を図ることで、今後の脳卒中、心筋梗塞のリスクが高いかどうかがわかる、これが頸動脈エコーの意義です。高脂血症、高血圧の治療を受けて長い方、動脈硬化が気になる方は一度クリニックまでご相談ください。
青野クリニック 院長 青野 悟志