みなさん、こんにちは。今日は、夜になると足の不快症状が出現する、レストレスレッグス症候群についてお話したいと思います。

 

レストレスレッグス症候群という何とも言いにくい病名ですが、夜になって、じっとしていたり、横になって休もうとすると

 

「足がむずむずする」

「足がほてる」

「足に虫が這っているような嫌な感じがある」

 

という症状があり、動かすと症状が一時的に良くなる。このような病気です。日本人の2~5%にあると報告があり、高齢女性に多い傾向があります。原因がいくつか分かっていて、

 

・鉄欠乏

・腎機能悪化

・糖尿病

・内服薬(抗アレルギー薬、抗うつ薬など)

 

などの項目をまず問診で確認します。該当する場合は、鉄剤の内服や、糖尿病等の治療、内服薬の調整を行います。その上で原因不明であった場合は、規則正しい生活、禁酒、禁煙、カフェイン摂取制限、ストレッチや運動を試して頂いて、それでも改善しない場合はいくつかのお薬を試してみるという治療方針となります。

 

不眠で困られている方で、このような症状をお持ちの方、いつでも医師までご相談ください。

 

青野クリニック 院長 青野 悟志