医療は正確で安全であることが求められます。患者様の訴えや検査結果から正しい治療を導きだすことも、鉄腕アトムのようなAIにいつか出来るようになるかもしれませんが、今最も研究が進んでいるのはレントゲンなどの画像検査のおけるAIの活用です。膨大な画像データと実際の病気を重ね合わせることを繰り返し、医師によるレントゲン検査、CT検査の診断の精度をより高めることに用いようとしています。

 

また、胃カメラなどにおいても、AIを用いて胃がんを見つける研究もなされてきています。2018年1月には実際に論文も報告され、6mm以上の胃がんの検出率はベテランの医師に匹敵するものであったとのことです。このような研究成果がいつか汎用され、皆様の病気の早期発見に繋がることを期待してやみません。

 

されど、「医は仁術なり」という言葉があります。人だから出来る治療と新しい技術の融合した医療を常に求めていきたいと考えております。

 

青野クリニック 院長 青野 悟志