みなさん、こんにちは。今日は腹痛の見極め方についてお話したいと思います。毎日当院には多くの腹痛を訴える患者様が来院されますが、問診から腹痛の種類を分類して、適切な検査、治療に結び付けています。
まず最初に見極めないといけないものとしては発熱を伴う疾患です。虫垂炎(俗に盲腸)や胆石発作、膵炎、憩室炎、膀胱炎、婦人科疾患など様々ありますが、大抵は発熱を伴いながら持続的な痛みが続き、比較的短時間に徐々に症状が悪化していくのが特徴です。血液検査、尿検査、腹部超音波検査、CT検査などを用いて診断に導きます。
次に発熱を伴わず食事との関連があり、食後、食間にどちらかに痛みがあるようなケースです。この場合は、食道・胃・十二指腸のがんや胃十二指腸潰瘍、食道炎などの疾患が疑われ、胃カメラなどの検査を行う必要があります。
次に、腸管(小腸、大腸)の痛みです。主に便秘や下痢による痛みで、間欠的にぎゅーっとお腹が痛くなるケースです。出血を伴うような腹痛、下痢の場合はクローン病や潰瘍性大腸炎、大腸癌などが疑われ、大腸カメラでの精査が必要となります。腸管に大きな異常がなく便秘、下痢、不消化、ガスだまりによる腹痛が起こりやすい場合は、過敏性腸症候群と呼ばれます。
我々は直接患者様の表情、痛みの訴え方や表現の強さ、腹部診察の際の患者様の反応などを見て、聞いて、触れて判断している部分も多くあります。最近ではAIに聞いて余計に不安になったり、どうしてよいかお困りになっておられる方も多いと思います。そういう時は、検索の手を一度止めて、きっちりと医師に診察をお受けになることをお勧め致します。(なお、当院では過敏性腸症候群の治療研究も行っております。参加ご希望の方は当院までご連絡(078-882-0880)下さい。)
青野クリニック 院長
















