今回は少し皮膚のお話をしてみたいと思います。にきびは誰でも経験する肌トラブルです。にきびは何かの細菌が皮膚に入ったと思っているかもしれませんが、正確には以下の4つの因子が原因と言われています。
・皮脂の増加
・男性ホルモン
・皮膚の新陳代謝の停滞
・にきび菌の増殖による炎症
対策はまず、洗顔が大切です。上の原因からもお分かりかと思います。また化粧品などを使う場合はノンコメドジェニックテスト(角質、皮脂の増加させないことを証明するテスト)を通過したものが良いと報告されています。
その上で
赤くなったニキビ
⇒ 抗生剤内服または抗菌剤入りの塗り薬を使う(原因菌によりやや処方が異なる)
赤くないニキビ
⇒ 皮脂を減らし、皮膚の新陳代謝を高める塗り薬を使う
とよいと言われています。些細な肌トラブルでも以外とその対応に困るもの。まず皮膚科医師等に相談して、正しい処方をしてもらいましょう。当院にかかりつけの方は私にご相談いただいても結構です。適切に判断し、必要であれば皮膚科をご紹介します。
青野クリニック 院長 青野 悟志