皆様、こんにちは。忘年会のシーズンはどうしても、飲みすぎたり、食べ過ぎたりしてしまいます。いつも、食べ過ぎた翌日は胸やけがひどいという方は、逆流性食道炎の可能性があります。逆流性食道炎の典型的な症状は以下の通りです。
「朝起きると、のどの奥、鼻の奥が痛い」
「朝歯磨きをしているときに、奥歯を磨くと軽くえずきそうになる」
「むせるような咳があるが風邪にしては長い」
明らかに、呑酸(酸っぱいものが口にあがる)の症状があれば、逆流性食道炎をご自身でも疑うことができますが、上記のような症状もあることを知ってください。
診断方法は内視鏡検査でやはり見ることになりますが、問題は逆流性食道炎ではなく、胃液が上がりやすくなる原因です。多くの場合は、食べ物が胃から腸に排泄されないまま寝てしまうことで、胃液の一部が食道内に戻ってくることが原因です。食事を寝る前2、3時間前に終わらせるようにすることで、症状が良くなる場合はいいのですが、いつも空腹感がない場合などは、胃の中にがんなどの病気がある場合もあります。つまり、
逆流性食道炎の原因を調べる
ことが非常に重要なのです。普段、胃薬だけでよくなるから胃カメラはしていないという方は、クリニックにてご相談ください。
青野クリニック 院長 青野 悟志