今日は、動脈硬化についてお話します。
動脈硬化は、脳梗塞、心筋梗塞、高血圧、高血圧性網膜症(目の病気)、腎臓病などの原因となると言われています。では動脈硬化というけれど、調べる方法はご存知でしょうか。多くの方が、上記のような疾患を診てもらっている先生に動脈硬化だと言われた経験があるものの、定期的に動脈硬化のチェックを受けているという方は少ないのではないかと思います。
動脈硬化を調べる検査方法としては
- 血圧脈波検査(当院は診察室に簡易測定器を導入しています)⇒血管年齢測定
- 頸動脈超音波検査(当院にて施行可)⇒脳梗塞予防に重要
があります。
当院では、毎回の診察の際に、ご希望であれば①の検査を行います。生活習慣病の治療経過や体重の増減と、血管年齢との関係が分かり、日々の健康管理の励みになるとおもいます(グラフにしてレポートをお渡しします)。また、高血圧や高脂血症、糖尿病等の持病をお持ちの方は②頸動脈超音波検査をお勧めします。首の血管にプラーク(血管内皮に付着した脂質ゴミ)があれば、血中の脂肪を落とす薬を使うことで、脳梗塞の予防やプラークの増大の予防が可能です。
詳しくお聞きになりたい方は、受診した際にお尋ねください。
青野クリニック 院長 青野 悟志