少しずつ寒くなり、温かい食べ物がおいしく感じられる季節となってきました。また、冬と言えば高血圧が悪化する時でもあります。そこで、今回は2017年に発表された高血圧ガイドラインを参考に、高血圧と言われた時の考え方をお教えします。

 

高血圧は年齢とともに誰しも発症しうる病気の一つですが、まず大切なことは予防可能であること。禁煙をすること(推奨A)、減塩(6g程度)、軽度の有酸素運動、過度の飲酒を控えること、肥満改善(推奨B)、これらを注意することでかなり、高血圧は改善しうることを知ってください。そして、高血圧が持続すると、脳梗塞、心筋梗塞、腎臓病などの危険が高まることは皆様もよく知っていると思いますが、もう一つ大切なことは、

 

「下げればいいという訳ではない」

 

ということです。その理由は、低血圧は高血圧と同様にフレイル(活動力低下、筋力低下から、寝たきり状態に近い状態となること)の原因と考えられていること、さらに脳梗塞後の方は、低血圧が脳梗塞再発の危険因子となることが知られています。

 

高血圧治療は、年齢や今お持ちのご病気に合わせた治療が必要です。漫然と高血圧の治療を受けて何年もなるという方は、もう一度その治療を医師に確認してみることも必要です。

 

青野クリニック 院長 青野 悟志